2024年帝王賞(Jpn1)特集

■上半期国内最強ダート馬決定戦

年末の東京大賞典と並んで大井競馬場を代表する名物レースであり、上半期国内最強ダート馬を決める一戦。1978年に2800mの距離設定で創設され、1985年には同年のジャパンカップでシンボリルドルフの2着に激走するロツキータイガーが制した。1986年以降は現行の2000mとなっている。アンタレスS、平安S、ドバイWC、川崎記念、かしわ記念、大井記念など、国内外のバラエティ豊かなステップレースから参戦する最高峰のミドルディスタンスホースの激突が見どころだ。

2000年代はマキバスナイパー（2001年）、ネームヴァリュー（2003年）、アジュディミツオー（2006年）と船橋勢が席巻したものの、地方馬は2010年のフリオーソを最後に戴冠がなく、JRA勢の厚い壁にやや苦戦傾向。ちなみに船橋所属馬以外の地方馬による優勝は1999年の水沢・メイセイオペラまで遡る。