2024年川崎記念(Jpn1)特集
川崎記念

出走予定注目馬
レース開催1週前の火曜日公開予定。
川崎記念(Jpn1)出馬表
枠順確定後に掲載予定。
川崎記念(Jpn1)歴代優勝馬
レースガイド
■「川崎から世界へ」を体現する中距離Jpn1
1951年に「開設記念」の名前で創設され(川崎競馬場が前身の戸塚競馬場を継承する形で開設されたため)、1979年に現行のレース名に変更。第1回の施行距離は3000mだったが、幾度もの距離変更を経て1999年に2100mの設定に落ち着いた。
長らく1月下旬~2月上旬に開催され、昨年末のチャンピオンズカップ、東京大賞典から臨戦するダート中距離界のトップホースたちが年明け初戦に選択するケースが多々見られた。ここからフェブラリーSに臨む馬、さらにドバイ・サウジ等海外へ飛び立つローテーションが定番となっており、2022年覇者のチュウワウィザードは次走でドバイワールドカップ3着、2023年覇者のウシュバテソーロは日本競馬史上初めてオールダートコースで行われるドバイワールドカップを制し、前年末の東京大賞典からG1/Jpn1・3連勝を決めた。全日本2歳優駿と並び、同場のスローガンとして広まる「川崎から世界へ」を体現する伝統重賞だ。
地方馬が健闘しているレースでもあり、1997年・1998年にはアブクマポーロが連覇を達成、2004年には地元川崎のエスプリシーズがレコード勝ち。その他2006年のアジュディミツオー、2011年のフリオーソが制して以降長らくJRA勢に戴冠を許し続けていたが、2021年にカジノフォンテンが10年ぶりに重い扉をこじ開けた。
2024年以降、ダート中距離戦線の再編に伴う番組変更で4月開催に移行。国内外のビッグレースへの前哨戦という形ではなく、年明け初戦からこちらに臨戦し、上半期最後のJpn1・帝王賞へ進む流れが生まれそうだ。絢爛たる歴代勝ち馬たちに肩を並べ、砂の王者に名乗りを上げるのは果たしてどの馬か。