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常識破り大型馬の新星フライトドクター 小久保師「千四とかマイルとかに距離が延びてもいい」

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新馬戦を快勝したフライトドクター
 【地方からの風】常識破りの牝馬が現れた。フライトドクター(牝2=小久保、父オリンピアード)が22日の4R新馬戦(800メートル)に馬体重557キロで出走。起き上がるようなスタートだったが、抜群の二の脚で前へ。4コーナーで外の馬との主導権争いを制して単独先頭に立つと、滑らかなコーナリングで後続を突き放す。2着に5馬身差をつける堂々のデビュー勝ちだ。野畑は「完成された状態ならあり得るが、この馬体で800メートルをこなせる馬はいない。これからもっと良くなりそうで、伸びしろしか感じない」と賛辞の言葉を並べた。

 データが集計しやすい中央競馬で調べたところ、昨年1年間の2歳新馬戦(259レース)に出走した3296頭中、馬体重が550キロ以上だった馬は約0.5%の15頭。成績は【0・0・1・14】だった。大型馬が初陣を飾るのは難しい。このデータを見れば、フライトドクターがいかに非凡かがよく分かる。

 米国のセールで小久保師自らが発掘した、いわゆるマル外。血統などの先入観を持たず「馬体と歩き姿を見ただけ。器用さがあるなと感じた」と、師はまるで新馬勝ちの未来が分かっていたかのように話した。指揮官と鞍上の共通認識は「千四とかマイルとかに距離が延びてもいい」。今年の桜花賞馬で、厩舎の先輩でもあるアンジュルナに続けるか。規格外のマル外が地方競馬に新たな風を吹き込む。(大沢 太久)
(C)スポーツニッポン