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【園田競馬 園田オータムトロフィー】強過ぎ! オケマル 兵庫初の無敗3冠 下原理「凄い馬に出会った」

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園田オータムトロフィーを制したオケマル(左)
 園田競馬「第8回園田オータムトロフィー」は9日、11Rの1700メートル戦で争われ、単勝1.0倍の圧倒的1番人気に支持されたオケマル(牡3=盛本、父ニューイヤーズデイ)が好位から早めに抜け出して優勝した。2001年のロードバクシン以来、24年ぶりとなる3冠馬誕生。(サラブレッド導入後)無敗での達成は兵庫史上初めてとなる。鞍上の下原理(48)は重賞100勝&通算3900勝のメモリアルとなった。

 兵庫史上初となる無敗の3冠馬が誕生だ。オケマルがプレッシャーをはねのけて最高の走りを見せた。デビューから無敗で上り詰めたこの舞台もなんのその。大外枠からスタートを決めると楽な感じで2番手を確保。2周目の向正面半ばから徐々に仕掛けていくと、3角手前で先頭へ。「一騎打ちになると思ったので、早めに勝負へいきました」と鞍上の下原。こうなると最後の直線は独り舞台。2着に大差をつけての完全制覇だ。

 下原は表彰台で感激の表情。「ホッとしました。勝つことだけをイメージしました。凄い馬に出会ったという気持ちでいっぱいです」と愛馬を褒めちぎった。管理する盛本信春師(51)も「ホッとしました。オケマルが頑張ってくれて誇らしいですね」と胸をなで下ろした。

 3冠という偉業を成し遂げたことで、求められるハードルはさらに上がる。次走は「園田金盃(11月27日、1870メートル)、もしくは名古屋大賞典(Jpn3、12月24日、2000メートル)も視野に」と指揮官。これからは古馬一線級との対戦が待っている。相手が誰であろうと負けてはいられない。兵庫最強馬の称号を襲名すべく、無敗のロードを突き進む。
(C)スポーツニッポン