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【浦和11R・さきたま杯】シャマルがレコードで逃げ切り かしわ記念に続くJpn1連勝 父子制覇も達成

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5馬身差をつけて、さきたま杯を逃げ切ったシャマル
 Jpn1に昇格して2回目となった「第29回さきたま杯」が浦和競馬場の不良馬場で行われ、1番人気に推されたシャマル(牡7=松下)が逃げ切った。勝ちタイムの1分23秒2はレコードとなった。

 シャマルは黒船賞、かしわ記念に続く重賞3連勝でJpn1も連勝。このレースは3度走って3着、競走中止、3着と縁がなかったが、4度目の挑戦でついに制した。

 鞍上の川須栄彦騎手(33)はゴール後、何度もシャマルの首筋をなで、頑張りを称えた。

 父スマートファルコンも09、10年のこのレースを制しており、父子制覇となった。

 5馬身差の2着は船橋のムエックス、3着はエンペラーワケアだった。

▽川須栄彦騎手

 今日は個人的に絶対に負けられない戦いだと思っていた。1着でゴールを駆け抜けた瞬間は最高の気分だった。

 時計の速い決着が続いていたし、2番枠だったのでスタートには気をつけていた。最初のコーナーまでに(先手を)主張できて良かった。

 行き切った後も、結構なペースだったがシャマルと息を合わせることに集中した。そしてスパートのタイミングをうかがった。

 後続の脚音も聞こえず、ゴールの瞬間、感情が爆発しました。

 シャマルは毎回、一生懸命走ってくれる。どんな条件でもベストを尽くして走ってくれる。今日も素晴らしい走りだった。

 春の目標だった、かしわ記念、さきたま杯を連勝することができた。まだまだシャマルは頑張ってくれるので引き続き応援してほしい。

 ▽さきたま杯

 埼玉県行田市には「さきたま(埼玉)古墳群」があり、埼玉県のルーツは豪族が権勢を振るった「さきたま」の地にあった。ここに由来するレース名。昨年、Jpn1に昇格。上半期の古馬短距離頂上決戦となった。
(C)スポーツニッポン