3歳ダート3冠競走の2冠目「第71回東京ダービー」（Jpn1、2000メートル、16頭立て）は11日、大井競馬11Ｒで行われ、1番人気に支持されたナチュラルライズ（牡3＝美浦・伊藤圭、父キズナ）が1着。羽田盃に続く2冠を達成した。

　圧巻の単騎逃げに場内が騒然となった。うまく折り合いペースダウンし、一時は後続馬に追いつかれたが、最終コーナーで最内から再び抜け出すと、後は独り旅。圧倒的な力を見せつけて2冠のゴールを駆け抜けた。

　世代最強を証明する圧巻のレースを見せたナチュラルライズに場内も大盛り上がり。鞍上の横山武史は完勝のゴール後、左腕を突き上げ“2冠ポーズ”でファンの声援に応えた。優勝インタビューでは「ホッとした」と第一声。スタートダッシュについては「先生と話して、あくまでもこの馬のリズムで行こうと。それで結果的にハナを取っても」と想定内だったと明かした。

　2着には8枠16番のクレーキング、3着には7枠13番のシーソーゲームが入った。単勝8番は150円、3連単8―16―13は7050円（17番人気）となった。